海洋写真家・中村庸夫のプロフィール



1949年(昭和24年)9月27日東京生まれ。早稲田大学卒業。同大学院理工学研究科・建設工学修了。
海岸工学の研究を行う。
幼い頃より生物が好きで、昆虫採集や魚獲りを行っていた。
小学生の頃から写真を始め、中学からシュノーケリングを行う。高校に入つてスクーバダイビングを習い、伊豆七島を潜り歩き、大学に入り本格的に水中写真を始める。大学在学中から写真を雑誌に発表し、趣味だった生物、写真、海そして旅行を結びつけ、大学院修了後、世界に先駆けて海洋写真家を名乗り仕事を始め、海洋写真事務所・株式会社ボルボックスを設立。
30年間以上の間、毎年6ヶ月以上を海外取材に費やし、北極から南極まで、地球七つの海を旅しながら写真を撮り続けている。帆船や豪華客船の写真では世界の第一人者。クジラ、イルカ、ペンギンなど海洋生物の写真集も多い。
撮影した作品は世界32カ国に発表され、我が国での写真集、著書、CD-ROM写真集は100タイトル以上、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリアなどでも写真集が出版されている。
趣味は幅広く、東京湾で漁業を行ったり、世界の海で釣を行い、著書「釣に技あり」を出版。また最近は海の食材に関心を持ち、世界の市場をめぐってシーフードを食べ歩き、「食材魚貝大百科」全四巻を出版。
世界各地の取材先で採集したモンシロチョウのコレクションも自慢の種。
2006年、国土交通大臣から「交通文化賞」を受賞。本賞は、公的活動、学術研究、芸術活動、国際的活動等を通じて、我が国交通文化の向上に著しく貢献した人におくられるもので、帆船や客船の写真を通じて我が国の海洋文化を諸外国に紹介するとともに、国民の祝日「海の日」の制定に尽力するなど海事思想の普及に努めた事が評価されたもの。
また2010年には、海洋に関する芸術活動が評価され、内閣総理大臣賞「海洋立国推進功労者表彰」を受賞。海洋写真家の第一人者として、帆船や客船の写真のみならず、海洋生物、海の食材等の写真を通じ、日本の海洋文化を諸外国に紹介するとともに、世界各国の船を日本において紹介し、双方の海事思想の普及に努めた事が評価されたもの。


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「コウテイペンギンの繁殖地」南極

「サケ釣り中」アラスカ

「水中撮影中」インドネシア・メナド





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