連載 「世界 水族館巡り」 2022年4月号 |
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〜 北の大地の水族館(山の水族館) 〜
北海道北見市留辺蘂町(るべしべちょう)にある水族館で、名称としては「おんねゆ温泉 北の大地の水族館 山の水族館」と表記されています。道の駅・温根湯温泉内にあり、1978年に開館した前身の山の水族館・郷土館から長く親しまれた「山の水族館」の名前を残し、2012年にリニューアルオープンしました。海洋生物を展示する水族館の多くは海の近くにありますが、本館はその名前の通り山をイメージした水族館で、オホーツク海まで直線距離で約50kmの内陸に位置します。展示は淡水生物に特化しており、地元北海道に生息する淡水魚を自然に近い状態で見られるのが魅力です。中でも幻の魚と言われる1mを超えたイトウが状態を保ち、悠然と泳ぐ姿は圧巻です。館内の魚は温根湯の冷泉水によって育ちが良く、イトウ以外にもアマゾンやアジアに生息する海外産の淡水魚が大きく育った姿を観察できます。地味な色模様の多い淡水魚の中で、色合いで楽しませてくれるグラミーやシクリッドなどのカラフルな魚も展示されており見逃せません。また、日本の在来種であるニホンザリガニの貴重な姿も観察することができます。流れ落ちる滝を下から覗く形の「滝つぼ水槽」や、厳冬期には水面が凍る「四季の水槽」など、他の水族館にはない仕掛けの水槽が目玉となっている、日本一と世界初がある水族館です。
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滝つぼ水槽 |
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イトウ |
四季の水槽のアメマス |
外観 |
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