連載 「世界 水族館巡り」 2021年12月号


〜 京都水族館 〜

京都府下京区の梅小路公園内にある水族館で、京都駅から徒歩で15分という場所に位置します。2012年3月にオープンした日本最大級の内陸型水族館であり、日本初となる完全人工海水を利用した水族館でもあります。内陸の都市部にありながらイルカショーをはじめケープペンギンやゴマフアザラシ、オットセイなどの海洋性動物を見られるのが大きな魅力です。館内は京都の川から海へのつながりをイメージした全10エリアで構成され、鴨川に生息する国の天然記念物のオオサンショウウオや希少な淡水生物などが展示されており、京の海(日本海)を再現した大水槽では食材として有名な「金樽イワシ」と呼ばれるマイワシの群れが悠然と泳ぎます。屋外エリアには里山風景を再現した「京の里山」エリアがあり、季節に合わせてお米や九条ネギ、聖護院かぶらなどの京野菜を育てており、水族館の枠を超えた自然体験をすることができます。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


京の海水槽

京の里山エリア

ケープペンギン

オオサンショウウオ





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