連載 「世界 水族館巡り」 2021年6月号


〜 丹後魚っ知館 〜

京都府の日本海側、宮津市小田宿野の関西電力宮津エネルギー研究所内にあります。電気について学べるエネルギー展示室と、魚たちの姿を観察できる大小水槽の水族館から成り、水族館以外は無料で、魚と遊べるタッチングプールやショープールは無料エリアにあります。水族館は大人300円。JAFカードを示すと240円で入れます。アザラシショーはお客さんとの距離も近く、アザラシが輪投げを取るのがうまく、楽しいです。日本最大級、とうたっている「タッチングプール」は、魚などに触って一緒に遊べ、夏休みなどは水着で遊ぶ子供たちも見られます。宮津周辺に生息する魚96種、約600匹の魚が泳いでいる大型水槽以外に、25の水槽に魚介類が展示されているコンパクトで可愛らしい施設です。それぞれの水槽は、コルクボードや、黒板を使い、わかりやすく展示がされて手作りの展示に親しみを感じます。イメージキャラクターはミノカサゴをモチーフにしたウォッチ君。1989年に京都府唯一の水族館として開館し、2012年に京都水族館が開館するまでは唯一の水族館でした。気を付けなければいけないのが休館日で毎週水曜日・木曜日(祝祭日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


エントランス

個別水槽

大水槽

エゾメバル





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