連載 「世界 水族館巡り」 2021年3月号


〜 リスボン水族館(Oceanario de Lisboa) 〜

1998年に開催されたポルトガルの「リスボン万博」の会場として、パルケ・ダス・ナソンイス地区に開館されました。1990年に大阪海遊館を設計したPeter Chermayeffの設計によるため館内の構造に類似点が多く、二回りほど小さくした水族館です。中央部に海遊館のような巨大水槽を持ち、あちこちにあるでっぱり部分に、サメやエイ、大型のハタの仲間などが群れます。欧州では最大規模で、大水槽の周りの中・小型水槽にカクレクマノミ、チンアナゴなどの人気の魚が展示され、年間来場者数は100万人を超えます。魚以外にペンギン、ラッコなども見ることができ人気です。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


全景

大水槽のでっぱり部分に群れる

サンゴ礁の水槽

大水槽





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