連載 「世界 水族館巡り」 2020年7月号


〜 カルタゴ水族館 〜

地中海を挟んでフランス対岸のアフリカ大陸にある、チュニジア。紀元前に、フェニキア人による地中海貿易で栄えた都市国家カルタゴは造船技術に優れ、盛時には巨大な経済力や軍事力で地中海貿易の中心となり、ローマと対等に競い合っていました。長い歴史を経てフランス統治の後、チュニジアとして独立したイスラム教国ですが、モナコ海洋博物館の影響を受けた水族館「aqua decord azouze」が首都のチュニスに建設されています。子供の教育的意味合いが強く、目の前の地中海のさまざまな魚類が展示され、地元では人気の施設となっています。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


水族館の入り口

Sand steenbras

展示水槽

地中海の魚





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