連載 「世界 水族館巡り」 2020年6月号


〜 むつごろう水族館 〜

長崎県諫早市の「諫早ゆうゆうランド干拓の里」にある比較的規模の小さな水族館で、ムツゴロウの形をした特徴的な建物になっています。諫早湾に流れ込む本明川の上流から下流に棲息する淡水魚から、有明海に棲息する海水魚までが大きな展示の流れになっており、スロープに沿って川を下るように見学していきます。スロープを下りた先には有明海のシンボルとも言える干潟の環境が再現された直径5mの干潟水槽があり、ムツゴロウやシオマネキ、トビハゼなどが展示されています。その他には有明海の干潟に棲息するワラスボや、海外の淡水魚なども展示されており、見応えのある水族館です。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


ムツゴロウの形の外観

ムツゴロウや干潟の生き物

干潟水槽

ワラスボ





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