連載 「世界 水族館巡り」 2020年4月号


〜 しまね海洋館アクアス 〜

「しまねの海から日本海、そして世界の海へ〜」をコンセプトに、幅広く海の生物を集めた水族館です。ロシアから来たシロイルカ(ベルーガ)のバブルリングのパフォーマンスがメインの売り物で、アザラシやアシカのショー、様々なアングルから見られるペンギンなども人気です。「日本海ゾーン」では島根の海の生物展示が中心で、胸鰭を広げたトビウオの展示は見ものです。また「神話の海ゾーン」での出雲の神話、「因幡の白うさぎ」に登場する鮫などの展示も興味深いです。私は、かつて島根沖の竹島をはじめ日本各地に生息しましたが、絶滅してしまった二ホンアシカのはく製を見るのが一番の目的で訪問しました。その他、世界の様々な生き物の展示も行い、山陰地方の家族や学校の遠足で賑わい、出雲観光の客も立ち寄る施設になっています。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


シロイルカ(ベルーガ)の水中ショー

ホホジロザメとウサギのはく製

トビウオ

ニホンアシカのはく製





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