連載 「世界 水族館巡り」 2019年5月号


〜 アクアリウム・ベルリン(Aquarium Berlin) 〜

ドイツ最古・最大級のベルリン動物園に併設される水族館。イルカ、アシカなど大型哺乳動物はいない屋内展示の「海洋生物博物館」、といった施設。まず建物外観を見るとレンガ造りの重厚な博物館の雰囲気で、接近して壁を見るとそこには水棲恐竜から魚、クラゲ、ワニ・・・様々な生物の美しいレリーフに目を奪われてしまいます。これを見るだけでも十分満足ですが、水族館だけの13ユーロのチケットを買って入ると、世界中のさまざまな魚類や無脊椎動物の展示水槽が並び、大型水槽にはピラルク、サメなどが展示されています。4階建ての建物で上部階にはワニやヘビなど両生爬虫類、水鳥、クモやアリなど昆虫類まで展示内容が充実し、博物学が楽しく学べる水族館です。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


博物館を思わせる重厚な建物

現生生物以外も描かれている

巨大なピラルクーの水槽

世界中から集められた魚が展示される





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