連載 「世界 水族館巡り」 2019年2月号


〜 浅虫水族館 〜

本州最南端の青森県・浅虫温泉にある開園35年を迎えた水族館です。近県の人々にはイルカ・パフォーマンスや、サンゴ礁の熱帯魚、アマゾンの淡水魚などが珍しいようで大人気です。ゴマフアザラシ、ラッコなどの動物が間近にみられるのも小型水族館ならではの魅力です。付近を流れる親潮の寒流海域のオオカミウオ、マダラ、スケトウダラ、ニシン、たくさんの種類のカレイの仲間など、色彩は地味ながら地元ならではの生物が見所です。淡水魚でも下北半島の渓流の上流だけに生息する珍しいヤマメのスギノコが展示されます。

<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘:著・写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫:著・写真


浅虫水族館の空撮

オオカミウオ

マツカワ

スギノコ(ヤマメ)





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