連載　「世界 水族館巡り」　2018年7月号

オーストラリアのインド洋に面した西海岸で最大の都市、パース郊外のヒラリーズにある水族館です。メインは動く歩道で、ドーム状の水槽の下を一周しながら頭上を通り過ぎるエイやサメを観察できます。たくさんの中・小型水槽では、オーストラリアの海に生息する様々な珍しい海洋生物が展示され、サンゴ礁系ではニモのモデルのクラウンアネモネフィッシュ、固有種の寒流域の赤いフグのホワイトバードボックスフィッシュなど可愛い系もたくさん見られます。中でも19世紀に南オーストラリアの海藻の海で発見されたヨウジウオの仲間で、まるで海藻の葉のようなリーフィーシードラゴンを世界で初めて展示した水族館です。西オーストラリアにおける数少ない生物のアトラクションとして人気です。以前はアンダーウォーターワールド・パース名だったが近年、オーナーが変わり、西オーストラリア水族館となりました。
<関連書籍>
「水族館！海の人気ものに会いに行こう」
（アスペクト刊）中村庸夫、武弘：著・写真
「水族館で遊ぶ」（実業之日本社刊）中村庸夫、武弘：著・写真
「水族館に行こう」（平凡社刊）中村庸夫：著・写真
「水族館ウォッチング」（平凡社刊）中村庸夫：著・写真

水族館のエントランス付近

水中トンネル内

リーフィーシードラゴン

ホワイトバードボックスフィッシュ

海の写真のボルボックス　　© 中村庸夫　無断転載を禁止します。