連載 「世界 水族館巡り」 2017年8月号


〜 鳥羽水族館 〜

1955年に開館後、1994年に全館リニューアルが完成し、2015年にはオープン以後、通算6000万人の入館者を超えた国内有数の水族館です。国内初のラッコの展示や出産、国内初のジュゴンの飼育や長期世界記録、アフリカマナティーの展示、スナメリやイロワケイルカの繁殖、オオベソオオムガイの飼育世界記録などで世界の水族館界を牽引してきました。自然の環境を再現した12のゾーンがあり、約1200種類30,000点の海や川の生きものが飼育・展示され、順路のない通路の全長は約1.5kmもあります。「水中入社式」で、新入社員が水槽内に潜って辞令を受け取り、観客の前で水槽のガラスを磨く「初仕事」を行うものや、「へんな生き物研究所」のコーナーのダイオウグソクムシが1869日の断食・記録を作ったなどの話題で知られます。
<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘・著、写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘・著、写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫・著、写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫・著、写真


コーラルリーフ・ダイビング

ジュゴン

サンゴ礁の水槽

アフリカマナティー





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