連載 「世界 水族館巡り」 2017年5月号


〜 ツー・オーシャンズ水族館 〜

アフリカ大陸の最南端の大都市、ケープタウン港のビクトリア&アルフレッド・ウォーターフロントの開発で誕生した中規模の水族館で、水槽の大きさやアクリルパネルの大きさではなく、世界有数の展示内容を誇っています。喜望峰を挟んで、南極方面からの寒流が流れる大西洋と、赤道方面から暖流が流れるインド洋の「ツー・オーシャン」の特徴ある生物を分かりやすく展示しています。インド洋ギャラリーではアフリカ沿岸固有の珍しい魚が展示され、大西洋の巨大なケルプの林の間には珍しい寒流の魚たちが泳いいでいます。最大の水槽内にはシロワニや大型魚が泳ぎ、トンネルから見上げたり、水槽内にダイビングを行って体験も可能です。付近に生息するケープペンギンやミナミアフリカオットセイなども展示されており、私も大のお気に入りの水族館で既に6回訪れています。
<関連書籍>
「水族館!海の人気ものに会いに行こう」
(アスペクト刊)中村庸夫、武弘・著、写真
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社刊)中村庸夫、武弘・著、写真
「水族館に行こう」(平凡社刊)中村庸夫・著、写真
「水族館ウォッチング」(平凡社刊)中村庸夫・著、写真


ツー・オーシャンズ水族館

シロワニの大水槽

ブラックバーンズバタフライフィッシュ

ケルプの水槽





海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。