連載 「ボルボックス水族館」 2011年2月号

ボルボックスの水槽で撮影された生物を紹介します


〜 ハオコゼ 〜

カサゴ目・ハオコゼ科・ハオコゼ属に属する体長9cmほどになる魚です。 本州中部の房総半島や新潟県以南、朝鮮半島南部などの沿岸の浅い岩礁の、アマモ場やガラモ場、タイドプールに棲息します。色が赤く、小さくてかわいらしく、動きが遅く採集しやすい魚ですが、背びれ、しりびれ、胸びれの各棘に毒を持ち、素手で触ると危険です。 水族館では磯の生物として良く飼育されています。紅葉の葉を思わせる所から「葉オコゼ」ですが、網などに入ると背びれを歯のように立てることから「歯オコゼ」との説もあります。

ハオコゼ
ハオコゼ

ハオコゼ
ハオコゼ




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