連載 「ボルボックス水族館」 2010年08月号 |
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ボルボックスの水槽で撮影された生物を紹介します |
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〜 シマスズメダイ 〜
スズキ目・スズメダイ科・オヤビッチャ属の魚で、千葉県以南の南日本、インド・太平洋域に棲息します。浅い岩礁域で見られ、成長すると体長20cm程になります。夏から秋にかけて潮溜まりで幼魚が見られ、この固体は三浦半島の荒崎のタイド・プールで2006年8月に採集した体長4cm程だった幼魚が今では体長13cmほどにまで成長しました。体高が高く、体側に6本の横帯が、背鰭前方には黒色斑があり、後方は黄色に縁取られ、尾柄部に黒色斑があります。雑食性でなんでもよく食べ、非常に大食漢で、ボルボックスでは人工飼料を与えています。大型になるとテリトリー意識が強くなり、自分より大型の他種の魚も追い回し、体がボロボロに傷つくまで争うため、ボルボックスでは浄化槽の個室で育てています。
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シマスズメダイの幼魚
シマスズメダイの成魚
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