連載 「今月の赤ちゃん」 2021年1月号 |
〜 アカオビハナダイ 〜 スズキ目ハタ科の魚でハナダイの仲間です。相模湾以南の南日本、中・西部太平洋に分布し、水深10〜58mのサンゴ礁や岩礁域に生息しております。深場を好むため35m以深で見られることが多いです。千葉県館山市の東京湾でも見られることから、温暖化の影響で分布域が広がっている可能性があります。生息地として有名なのは鹿児島県の桜島で、数百匹のハーレムを作ることで知られており、錦江湾の魚というイメージが持たれています。名前は漢字で「赤帯花鯛」で、雄の体側に幅の広い赤色横帯があることが特徴で名前の由来となっています。英名でもそのまま「Red-belted anthias」となります。雌は尾鰭の先端だけが赤くなっており、近似種と見分けられます。大きさは、図鑑では7cm程度とされていますが、10cm程度の個体が多く見られます。 |
アカオビハナダイの幼魚 |
アカオビハナダイの雌 |
アカオビハナダイの雄 |
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