連載 「今月の赤ちゃん」 2020年8月号 |
〜 ゴマハギ 〜 ニザダイ科・ヒレナガハギ属の扁平な魚で、駿河湾以南、インド・西太平洋の浅いサンゴ礁域に生息します。全長15cm程に成長し、体色にはバリエーションがあり、地色は茶褐色で、体の前半は白っぽく後半が濃い色合いとなり、尾柄部にある鋭い棘部は白色です。幼魚の頃は全身に暗褐色の細かい横縞模様がありますが、成魚になるにつれ不鮮明になり、成魚の全身がゴマ模様になるのが、和名の由来です。あまり群れることはなく、2匹で岩肌の海藻などをついばむことが多いです。体高に対して背びれと尻びれが長く、ヒレナガハギや黄色い個体はキイロハギに似ますが、横縞がなく、体側後半部分が黒くなるため区別できます。 |
ゴマハギの幼魚 |
ゴマハギの幼魚 |
ゴマハギの成魚 |
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