連載 「今月の赤ちゃん」 2017年5月号


〜 クラリオンエンジェルフィッシュ 〜

太平洋東部のメキシコの南西沖に浮かぶレビヤヒヘド(レビジャヒヘド)諸島やバハ・カリフォルニアの先端付近に生息するキンチャクダイ科の30cm程まで成長する魚です。名前はレビヤヒヘド諸島の、クラリオン島で発見された事にちなみます。レビヤヒヘド諸島は、北緯19度と、フィリピンやカリブ海のグランドケイマン島ほどの緯度に位置しますが、アラスカ方面からのカリフォルニア海流の影響で、海水温度が23度ほどのため、サンゴ礁ではなく火山性の岩礁域で、キンチャクダイ科の魚としては低水温に生息しています。この魚は、キンチャクダイ科の魚としては非常に珍しく、群泳するのが特徴です。幼魚には鮮やかな青色のラインが入っていますが成魚になるにつれて青色のラインは消え、オレンジの中にグリーンが残りますが、完全な成魚になると綺麗なショッキング・オレンジ一色になります。


クラリオンエンジェルフィッシュの幼魚

クラリオンエンジェルフィッシュの成魚

クラリオンエンジェルフィッシュの群れ





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