連載 「今月の赤ちゃん」 2016年6月号 |
〜 フタスジタマガシラ 〜
スズキ目、イトヨリダイ科の魚で、静岡県以南の太平洋岸、八丈島、南西諸島、西・中央太平洋、インド洋の水深10〜25mののサンゴ礁域に棲息します。名前が示すように体側に2本の斜めに走る暗赤色の帯があり、その間が白いのが特徴です。幼魚の模様は成魚と全く異なり3本の黒い縦縞がありますが、成長すると斜めの帯状の模様に変化します。また、成長につれて雌から雄に変化する雌性先熟の性転換を行います。 昼夜で色変化し、昼間の鮮やかな体色が夜になるとうって変わって地味な目立たない色になり、また夜は背鰭を立てています。沖縄ではアンヌマーと呼ばれ、マース煮(塩煮)や煮つけなど、食用にされます。
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フタスジタマガシラの幼魚 |
フタスジタマガシラの成魚 |
夜のフタスジタマガシラ |
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