連載 「今月の赤ちゃん」 2016年5月号


〜 ミツボシクロスズメダイ 〜

スズキ目、スズメダイ科の魚で、千葉県以南の南日本、八丈島、南西諸島、西・中央太平洋、インド洋の沿岸の岩礁やサンゴ礁に棲息します。名前の「ミツボシ」は、幼魚の体の両側に1対と眼の後方、額部分に1つの合わせて3つの白斑に由来しますが、成長すると目立たなくなります。英名のThreespot dascyllus、学名のDascyllus trimaculatusの種小名trimaculatusも同じように「3つの点の魚」の意味です。幼魚は同じスズメダイ科のクマノミ同様、大型のイソギンチャク類の周囲にいて共生していますが、成長するとイソギンチャクから離れて生活します。


ミツボシクロスズメダイの幼魚

ミツボシクロスズメダイの若魚

ミツボシクロスズメダイの成魚





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