| 連載 「今月の赤ちゃん」 2016年3月号 | 
| 〜 ツマジロモンガラ 〜 
フグ目モンガラカワハギ科の魚で、相模湾以南の南日本の太平洋岸から、伊豆・小笠原諸島、琉球列島、インド、西太平洋の熱帯域のサンゴ礁に棲息します。成魚の体長は20cm程度で、灰褐色や茶褐色の地味な体色で、尾鰭の後縁とその上下が白いことに由来し「褄白紋殻」で、英名も尾鰭後縁の白色の弧状斑が半月のように見えることからHalfmoon triggerfishです。幼魚は腹側が白く、背面が褐色の二色に分かれるものと、体全体が淡暗色一色のものの2型が見られます。幼魚は夏、秋頃になると浅い岩礁でも見られ、伊豆などの太平洋岸にやって来る死滅回遊魚としても有名です。
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| ツマジロモンガラの幼魚1型 | ツマジロモンガラの幼魚2型 | ツマジロモンガラの成魚 | 
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