連載 「今月の赤ちゃん」 2016年1月号


〜 アマクサクラゲ 〜

日本沿岸から西部太平洋、インド洋にかけての温帯から熱帯の外洋に棲息するクラゲです。季節により南日本に現れ、8月頃、九州西岸の天草地方(熊本県)に大量に漂ってくるところから「天草海月」(アマクサクラゲ)と名付けられました。傘径は10cmほどになり、全長は25cm程度です。傘の表面や触手には強烈な毒の刺胞があり、刺されるとかなり痛いため、漁師に嫌われています。小魚や小型の甲殻類、クラゲの仲間などを大量に食べて成長が早く、誕生して2ヶ月で傘径10cmを超えます。


アマクサクラゲの稚クラゲ

アマクサクラゲの若クラゲ

アマクサクラゲの成体





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