連載 「今月の赤ちゃん」 2011年8月号


〜 アカオネッタイチョウ 〜

インド洋、太平洋に棲息する、ペリカン目・ネッタイチョウ科・ネッタイチョウ属の海鳥で、「赤尾熱帯鳥」と書かれ、学名の種小名rubricaudaは「赤い尾の」の意で、和名や英名(red-tailed)と同じです。全長78-105cm程で尾が長く、全身は白い羽毛で被われ、尾羽は16枚で、中央の2枚が長く赤くて美しく、名前の由来になっています。幼鳥は親とは似つかず、上面や雨覆に黒い斑紋が入り、嘴は黒く、下嘴基部は黄色みを帯びています。餌は低空飛翔しながら水中の魚類やイカなどを急降下して捕らえて食べます。岩の隙間や木の根元などに1個の卵を産み、雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約28日で孵化します。


アカオネッタイチョウの成鳥 アカオネッタイチョウの幼鳥 アカオネッタイチョウの親子

アカオネッタイチョウの成鳥

アカオネッタイチョウの幼鳥

アカオネッタイチョウの親子





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