連載　「今月の赤ちゃん」　2011年2月号

南極海に浮かぶオーストラリア領の、世界遺産のマッコリー島に固有のペンギンです。我が国では昔、「荘厳ペングイン」と呼ばれていました。昔は脂を採るために年間１０万羽以上が殺されていましたが、庶民の反対でやめ、完全に保護され、棲息地が絶海の孤島のため安定し、現在は848,700ペアーが繁殖しています。性成熟年齢は5才から11才までで、10月に2個の卵を産みますが1個目は小さく、親に巣から蹴りだされることが多く孵化する確率は低いです。1月末には子離れし、沖に出てランタンフィッシュなどを食べます。

ロイヤルペンギンの親子

若鳥の冠毛はあまり派手ではない

ロイヤルペンギンの成鳥

海の写真のボルボックス　　© 中村庸夫　無断転載を禁止します。