連載 「今月の赤ちゃん」 2010年03月号


〜 ミズクラゲ 〜

日本全国で普通に見られ、世界中に棲息するクラゲです。 傘径50cm、棲息水深は水面直下から120mに及び、体の95%以上を水分が占めるため、「水海月」(ミズクラゲ)、傘の中に四つの円が見えるため別名で、「四つ目海月」(ヨツメクラゲ)、体が半透明で白く見える所から「白海月」(シロクラゲ)、お供え餅のような格好と色から「餅海月」(モチクラゲ)、など多くの俗称があります。英語では水面直下のこのクラゲが、水面に映る月のようにも見えるためMoon jelly「月のクラゲ」です。春になって水温が上昇するポリプからとストロビラとなり、エフィラが泳ぎだし、メタフィラからクラゲ型に成長していきます。


ポリプ

ストロビラ

エフィラ

メタフィラ

稚クラゲ

成体





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