連載 「今月の赤ちゃん」 2009年5月号


〜 ホタテガイ(帆立貝) 〜

ウグイスガイ目・イタヤガイ科の殻径が20cmほどになる二枚貝で、俗に「ヒモ」と呼ばれる外套膜の周囲に小さな眼点(目)があり、明るさを感じることができます。殻の形が秋田藩主の佐竹氏の家紋に似ることから「秋田貝」、扇のようにも見えるため、「海扇」、「扇貝」とも表記されます。「ホタテガイ(帆立貝)」名は、開いた殻を帆のように立てて水上を走る、という俗説に由来します。天敵はヒトデ、オオカミウオ、ミズダコなどで、襲われると閉殻筋(貝柱)で殻を開閉させて水を吹き出して泳いで逃げます。


右がホタテガイの稚貝 ヒトデから逃げるホタテガイ ホタテガイの目

右がホタテガイの稚貝

ヒトデから逃げるホタテガイ

ホタテガイの目





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