2024年3月のテーマ写真館




 《 怖い顔の魚たち 》


いろいろな顔立ちの魚がおり、人間をも襲うサメやバラクーダなどは見るからに怖そうです。また、ウツボの仲間も鋭い歯を持ちうかつには触れません。オオカミウオのように名前は恐ろしいですが、案外おとなしい魚もいます。オニダルマオコゼのように鰭に毒を持ち、不気味な顔で瞬時に他の魚を飲み込む者もいます。怖い顔をしているだけでおとなしい魚もおり、魚の世界は様々です。

オオカミウオ

ホホジロザメ

ホウライエソ


オニカマス

ワニゴチ

ピラニア


シロワニ

オニダルマオコゼ

オオセ


トラフザメ

アオザメ

オニオコゼ


イタチザメ

オニカサゴ

ミツクリザメ


ウツボ

オオメジロザメ

スターゲイザー


アリゲーターガー

スムーズハウンド

アカシュモクザメ


 ◆ 海の一言 :『インド・太平洋(Indo-Pacific)』


インド洋から太平洋にかけての暖流域で、インド洋のアフリカ東部沿岸やマダガスカル付近から、二つの大洋の間にあるオーストラリア、インドネシア周辺の海域を経て、太平洋の東縁までの範囲に渡る海域の生物地理学的な表現です。インド洋と太平洋にはいるが、大西洋には分布しない海洋生物は非常に多いです。こうした事に言及する場合や、これらの生物相を総じて表現する場合に用いられます。こうした生物の分布域を示す場合に「インド・太平洋」海域、と記したり、これらの生物種を「インド・太平洋種」と呼んだりします。日本近海に見られる海洋生物の場合、暖流の親潮要素の種がほぼインド太平洋種に相当します。同じ太平洋でも東太平洋には異なった生物相が多く、インド洋と西太平洋ほど共通した生物は少ないです。また大西洋は、自然環境がインド洋や太平洋と異なる部分が多く「インド・大西洋」や「大西・太平洋」という言い方はされません。インド洋・太平洋・大西洋のすべてに共通する種は、世界的に分布する汎存種(コスモポリタン種)などと呼ばれています。

フウライチョウチョウウオ

コラーレバタフライフィッシュ

ツノダシ




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