2024年2月のテーマ写真館




 《 髭のある魚 》


多くの魚の髭は進化の過程で皮膚や鱗などが変化してできたもので、髭には味蕾という細胞が集まっていて、「舌」の役割があり、甘味、酸味、辛味、苦味などの味覚を認識することができるとされています。魚の味蕾は舌ばかりでなく、口の中や唇はもちろん、顔や鰭、皮膚でも味を感じられるものが多く、全身で味見ができるそうです。オジサンやヒメジの仲間のヒゲは砂などを掘り返して餌を探す「道具」でもあり、髭を海底に差し入れたり、海中を漂わせて餌を探します。

ハナヒゲウツボ

ゴンズイ

イタチウオ


オジサン

ヒゲダイ

ヨロイイタチウオ


サビハゼ

ナマズ

アジアアロワナ


マルクチヒメジ

レーク・スタージョン(チョウザメの仲間)

レッドテールキャットフィッシュ(ナマズの仲間)


マダラ

デンキナマズ

ウミヒゴイ


ヒゲツノザメ

ヒゲモジャハゼ

ドジョウ


ノコギリザメ

トランスルーセントグラスキャットフィッシュ(ナマズの仲間)

ギンメダイ


 ◆ 海の一言 :『吹送流』


風に押されて起こる海水の表面の流れのことです。海流や潮流と異なり、風が収まればなくなってしまう流れのことで、海岸への漂着物はこの流れに乗って打ち上げられることが多いです。風が強いと海面に糸を引いたように白い筋ができ、風を目で見ることが可能になります。




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。