2024年1月のテーマ写真館




 《 ヨウジウオ・タツノオトシゴの仲間part2 》


ヨウジウオやタツノオトシゴは非常に近い種類で、どちらも肉食性で、体の動きは遅いですがストロー状になった口で魚卵、小魚、甲殻類など小型の動物プランクトンなどを瞬間的に吸い込んで捕食します。体長は最大で30cm近くになり、体は鱗が変化した環状の硬い甲板に覆われ、凹凸があります。胸鰭や小さな背鰭があり、泳ぐ時は小刻みにはためかせてゆっくりと泳ぎます。雌は輸卵管から雄の育児嚢に産卵しますが、タツノオトシゴ類は育児嚢内に、ヨウジウオは粘着性の卵を雄の尾に産卵します。雄は卵を守り、孵化した稚魚を産出します。タツノオトシゴ類は体を直立させ、頭部が前を向く姿勢が竜やウマの外見に通じることから「竜の落とし子」英語で"Seahorse"の名前です。オーストラリアで見られるシードラゴンもヨウジウオの仲間です。

ストローのようなイバラタツの口

ショートヘッドシーホース出産

ウィーディーシードラゴン抱卵


ウィーディーシードラゴン

リーフィーシードラゴン

スパイニーパイプフィッシュ


タツノイトコ

イシヨウジ

オイランヨウジ


オビイシヨウジ

クチナガイシヨウジ

ノコギリヨウジ


タツウミヤッコ

ヒバシヨウジ

ビッグベリーシーホース


タツノオトシゴ

ピグミーシーホース

ハナタツ


イバラタツ

オオウミウマ

サンゴタツ


 ◆ 海の一言 :『風で動く舟』


帆船は1本の帆柱の舟から発達を続け、19世紀にはヨーロッパにおいて10本マストの帆船まで作られました。風を帆に受けて動く全ての船・舟は帆船ですが、近年は主に大型の船や、やや小型でもヤードを持ち四角帆を備える船が「帆船」と呼ばれます。日本では、小型のプレジャー・ボートは「ヨット」中でも、キャビン付きの船は「クルーザー」、「セーリング・クルーザー」、甲板だけのボートは、「セーリング・ボート」、「ディンギィ」などと呼ばれます。小型の実用船は用途や地域により「ジャンク」、「ドー二―」、「マス・ドー二―」、「テームズ・バージ」、「カッター」・・・などいろいろ呼ばれ、わが国で漁業で実用に使われる舟は「帆引き船」、「打たせ船」、などと呼ばれています。

セーリング・クルーザー

1本マストの帆船プロヴィデンス

ディンギー




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