2023年8月のテーマ写真館




 《 八放サンゴ 》


サンゴ礁を作らない柔らかいサンゴや、深海のサンゴ類で構成され、八放サンゴ亜綱の仲間はポリプの構造が8本の触手と、8枚の隔膜をもち、雌雄異体で、有性生殖で卵を産み、プラヌラ幼生が泳いで着生し、変態してから出芽によって無性的に個虫を増やし群体を形成します。アオサンゴ目は例外的にサンゴ礁を作るサンゴです。ウミエラ目や多くのソフトコーラルと呼ばれるウミトサカ目などが含まれ、深海に棲息する宝石サンゴの多くも八放サンゴに含まれます。

イソバナの仲間

オオイソバナ

イソバナの仲間


ウミウチワ

オオイソバナ

ウミウチワ


スリムシープラム

ウミウチワ

ウミトサカの仲間


イソバナの仲間

アオサンゴ

ウミトサカの仲間


イソバナの仲間

オウギフトヤギ

アカサンゴ


アカバナトサカ

ウミエラ

ソフトコーラルに隠れるヘラヤガラ


ウミサボテン

ウミキノコ

シーファン


モモイロサンゴ

アカサンゴ

シロサンゴ


ウミキノコ

ウミウチワ

イソバナの仲間


ウミトサカの仲間

ハナヅタ

トゲトサカ


 ◆ 海の一言 :『地中海性気候』


地中海の沿岸の夏は南方のサハラ砂漠方面から北上してくる高気圧によって乾燥し、晴天に恵まれます。冬は北方から南下してくる低気圧によって雨が降り、湿潤な気候となります。こうした地中海性気候と呼ばれる気候のため、オリーブやブドウ、トマトなどの栽培や牧畜が盛んです。そして、夏のまばゆい太陽や冬季の温和な気候を求めて多くの観光客が訪れるのです。地中海性気候に当てはまる地は、回帰線よりもやや高緯度となる北緯30-50°、南緯20-40°の大陸西岸部に分布しカリフォルニアなど世界各地が当てはまり、昔は瀬戸内海も入っていましたが、ドイツの気候学者のケッペンが当初発表した気象条件に「最少雨月降水量が30mm未満」という条件が付け加えられ、日本国内には地中海性気候は存在しない事になりました。

カンヌの海水浴場

ブドウ畑

トマト




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。