2023年3月のテーマ写真館




 《 グレート・バリアリーフpart2 》


グレート・バリアリーフ(英: Great Barrier Reef)は、オーストラリア北東岸のクイーンズランド州沿岸沖にある世界最大のサンゴ礁で、陸から離れて発達するため大堡礁とも呼ばれます。南緯10度から24度にかけて連なり、2600km程の長さに2,900以上の暗礁群と約900のサンゴ島があり、総面積は344,400キロ平方メートル以上もあります。1981年に世界自然遺産として登録され、微小なサンゴやポリプ等の有機体生物が作り出した単一の構造物としては世界最大です。1770年、キャプテン・クック一回目の大航海の際にエンデヴァー号は知らずにグレート・バリアリーフ内に入り込みサンゴ礁に座礁したことで知られます。

メガネモチノウオ

ヒルズ・インレット

広大なグレートバリアリーフ


サンゴ礁内に回遊するミンククジラ

ハート・リーフ

広大なグレートバリアリーフ


サンゴ礁の上の島、ヘロン島

アジサシが群れるミコマス・ケイ

アオウミガメ


バリアリーフアネモネフィッシュ

海中景観

人懐っこいカスリハタ


オオシャコガイとダイバー

サンゴの産卵

テンツキチョウチョウウオ


 ◆ 海の一言 :『トビイカ』


トビウオなど水面上に飛び上がり滑空する魚は知られていますが、イカも空を飛びます。船などに驚くとエンペラを前翼にし、10本の腕(脚)を広げて後翼にして飛び上がります。相模湾でも2005年頃から発見されましたが、インド洋・太平洋の熱帯域〜温帯域に広く棲息します。小魚などを食べる肉食性ですが、大きな魚などに追われると、海面を滑空(飛ぶ)することで知られます。飛距離は50m〜100mともされており、黒潮付近を船で航行していると、船に驚いて十数尾で群れをなして、漏斗から勢いよく海水を噴射して海面から飛び上がります。同じアカイカ科のアカイカにも同じような習性があり、海の上に勢いをつけて飛び出し、翼になるエンペラや腕が扁平で目一杯広げて飛翔するのです。40cm程の体長になり、沖縄ではトビイチャー、ヒンガーイカ、トゥビイチャー、ミンキャなどと呼ばれ、沖縄各地で漁獲・食用にされています。




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。