2022年1月のテーマ写真館 |
《 動物の排泄・うんち 》 |
||
一般的な動物では、食事などで体内に取り込まれたものは、体内で各消化管を通り、老廃物や毒素などは主に便と尿として排泄されます。ペンギンなどの鳥は糞も尿も同じ総排泄口とういう穴から一緒に排泄されます。刺胞動物は口はありますが、肛門は無く、触手でとらえた食べ物は口から胃に入り、糞は口から出すなど変わっています。またナマコは、触手で砂や泥を口に運び、砂や泥の間の有機物、バクテリアなどを砂ごと食べ、胃や小腸で消化・分解・吸収され、消化できなかった砂などを排泄しています。カンムリブダイなどは、サンゴを骨格ごとかじって食べ、ポリプなどだけを内蔵で吸収し、石灰質は白い砂の糞として排泄します。 |
||
ジェンツーペンギン |
マダライルカ |
アメリカマナティー |
ハナハゼ |
ヒブダイ |
ラッコと糞 |
アメリカマナティー |
スズメダイ |
ラッコの糞 |
カンムリブダイ |
バンドウイルカ |
ジェンツーペンギン |
ザトウクジラの糞 |
フンボルトペンギン |
ヒゼンクラゲ |
サンゴの糞 |
ナマコの仲間 |
タマシキゴカイの糞 |
◆ 海の一言 :『ゾディアック(Zodiac)』 |
||
「ゾディアック(Zodiac)」は南極クルーズにおける上陸用ボート、として知られ、1939年にフランス軍に軍用ボートとして採用されてから、世界各国の軍隊・政府機関に利用され、特殊部隊の揚陸や敵の軍事拠点などへの破壊工作などに使用されています。最近は各種レジャーや海洋学・海洋生物学の野外研究にも用いられ、ゾディアック社は世界一のゴムボートメーカーとなっています。もともとの、「ゾディアック」は天文学用語で、「黄道帯」「黄道十二宮」を表します。「黄道帯」は太陽の見かけ上の通り道周辺のことで、「黄道」は、天球上で太陽が1年間に動く見かけ上の通り道のことです。実際の星は3次元空間のさまざまな位置に存在しており、観測者から見て手前の方に存在していることも奥に存在していることもあります。しかし、あるひとつの天球の面に惑星が存在すると仮定して位置を定めるため、天球上における太陽の通り道周辺を「黄道帯」というのです。「黄道十二宮」は、「黄道帯」の中に含まれる12の星座のことで、黄道帯を12等分し、30度ずつに区分したものを「黄道十二宮」と呼ぶこともあり、星座占いの際によく使われます。 |
||
海の写真のボルボックス © 中村庸夫 無断転載を禁止します。 |