2021年12月のテーマ写真館




 《 ガラパゴス諸島・エクアドルpart2 》


赤道下にあるエクアドル領の諸島で、Islas Galapagos は「ゾウガメたちの島々」という意味です。南米より西約1,000km沖に浮かぶ大小15あまりの島々と岩礁からなり、北端のダーウィン島と南端のエスパニョラ島の間は220キロ離れており、諸島内に赤道が通ります。火山性の海洋島で、大陸と陸続きになった歴史が無く、多くの固有種が見られます。哺乳類と両生類がおらず、大型の爬虫類が地上の動物相で大きな役割を果たし、生存する種群は適応放散が著しく、島毎に異なる進化を遂げた亜種が多種棲息しています。チャールズ・ダーウィンが測量船ビーグル号で立ち寄って研究を行い、『ビーグル号航海記』と、進化論を唱えた論文『種の起源』で知られ、1978年に世界自然遺産に登録されました。

ガラパゴスゾウガメ

ガラパゴスアシカ

アオアシカツオドリ


アカハシネッタイチョウ

アカメカモメとウミイグアナ

クロウミガメ


アメリカグンカンドリ

マッコウクジラ

ガラパゴスコバネウ


ガラパゴスアホウドリ

ガラパゴスアシカとベニイワガニ

ガラパゴスアシカ


カワリタキベラ

ガラパゴスアシカ

ウミイグアナ


メキシカンフォグフィッシュ

ウミイグアナ

ガラパゴスアシカ


ガラパゴスオットセイ

ガラパゴスペンギン

ガラパゴスバットフィッシュ(ガラパゴスコモリウオ)


 ◆ 海の一言 :『群れ』


魚が群れるのは「外敵に捕食されにくくするため」で、「群れの多くの目が、外敵を見つけるのに有利」となります。群れの中で、たくさんの個体に紛れて、外敵が個別にターゲットにしづらいことが考えられます。魚群は同一魚種のほぼ同一体長の個体からなり、各個体は、遊泳方向、速度、間隔など統制のとれた行動をしています。魚が群れをつくるときは、視覚、聴覚、嗅覚あるいは機械的感覚などに関与する感覚があり、もっとも重要な感覚は視覚であるといわれています。また、群れる事で低ストレスとなるため、代謝率が低く、消費されるエネルギーを低く抑えられ、健康状態が良好で、スタミナにも優れ、単独の魚よりも落ち着きがあり、その分を成長や繁殖に割くことができます。群泳する魚は、流体力学による体力の節約もでき、持久力は、単独の魚の2倍から6倍にも上がる、とされます。

大きな魚の真似をするゴンズイ

オオカマスのトルネード

ヨスジフエダイ




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。