2021年8月のテーマ写真館




 《 タヒチ島 》


タヒチ島は、フランス領ポリネシアの中心の島で、首都はパペーテです。火山性の山がちな島で、最高峰は標高2,241mのオロヘナ山で、島の周囲をサンゴ礁が取り巻き、火山性特有の黒い砂浜が多いのが特徴です。タヒチ島は大小の二つの島が地峡でつながってヒョウタンのような形の島で、大きい方がタヒチ・ヌイ、小さい方がタヒチ・イティと呼ばれます。隣のモーレア島までは18kmで高速船で約30分です。住民はほとんどがポリネシア系で、仏領ポリネシアの住民の75%がタヒチ島で生活しています。冒険家ヘイエルダールの逸話や、画家ゴーギャンが晩年移り住んだ島としても有名です。

火山砂の海岸

石像

モーレア島を望むリゾート


固有種のタヒチバタフライフィッシュ

水上コテージ

パドルサーフィン


ブダイの仲間

チョウチョウウオも食用

タロイモ


赤い芋

調理用バナナ

マンゴー


各種バナナ

ライチ

ブーゲンビリア


 ◆ 海の一言 :『シロナガスクジラ』


シロナガスクジラは最大確認体長29.9メートル、体重199トンに達し、現存する動物の中では最大です。世界中の海に生息し、ほとんどがオキアミを主食とし、単独行動か小集団で行動し、母と子の絆以外に明確な社会構造はありません。成体ではオスよりメスのほうが若干大きく、体型は紡錘型で、下顎から臍にかけて60 - 88本の畝があり、体色は青灰色で、斑紋が点在し、和名は水中では他種と比較して白く見えることに由来し、英名Blue whaleは体色に由来します。上あごと下あごが軟骨のみで繋がっているため、直径10メートル近く口をあけることができ、オキアミなどを捕食するときは、この畝を広げて大きなのど袋をつくります。遊泳速度が速く、死ぬと沈むことから捕鯨の対象とはならなかったが、1860年代に近代式の捕鯨方法が開発され捕鯨の対象とされ激減しました。海洋哺乳類学会は、キタシロナガスクジラ、ミナミシロナガスクジラ、ピグミーシロナガスクジラなど4亜種を認め、今後さらに増えるかもしれません。

潮吹き

蛇腹を膨らませて餌を取る

親子




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