2019年6月のテーマ写真館 |
《 アゾレス諸島 》 |
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アトランティス伝説のもとになった島々で、ポルトガルの西1400〜1900kmにかけての大西洋に浮かぶ9島からなる総面積2287kuの火山群島です。1427年にポルトガル人によって発見され、大航海時代には旧大陸と新大陸を結ぶ中継地としての役割を果たしました。アゾレスの意味は、ポルトガル語で「大鷹」という意味だそうです。大西洋中央海嶺の火山が海面に先端だけを現した島々で、深海から栄養豊富な湧昇流が水面に来るため、生物が豊富でイルカやクジラが集まります。1万2000年ほど前の氷河期が終わり、海水面が100m以上上昇した時期に、アゾレス諸島のピコ島を最高峰とするアトランティス大陸が沈んだ、との伝説があります。
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島巡りに乗船したコロンバン |
ピコ山、ピコ島 |
ホルタ港、ファイアル島 |
グラシオサ島 |
ヨットからファイアル島を望む |
ポンタ・デルガダ、サンミゲル島 |
サン・ブラス要塞、サンミゲル島 |
サンミゲル島の灯台 |
マッコウクジラ |
マイルカ |
マッコウクジラ |
マダライルカ |
ハナゴンドウ |
スジイルカ |
ヒレナガゴンドウ |
◆ 海の一言 :『タイセイヨウマダライルカ』 |
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成体の体長1.7m〜2.3m程のイルカで、若い個体は濃い灰色ですが、成長すると、斑模様が身体中に現れるためマダライルカです。以前は世界中のマダライルカが一種類と考えられていましたが、最近の遺伝子工学による研究の結果、太平洋と大西洋のマダライルカは別種となりました。母系家族で、雌を中心とした群を成して行動し、繁殖期にだけ雄が群れに加わります。子育ては雌や、若い子供、雌の姉妹などが協力して行います。
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海の写真のボルボックス © 中村庸夫 無断転載を禁止します。 |