2018年8月のテーマ写真館




 《 海の哺乳動物(アメリカ西海岸) 》


アメリカ西海岸の陸上は乾燥した暖かい気候ですが、海にはアラスカ方面から冷たい海流が流れ、海草が生い茂り、豊富なミネラルがプランクトンを育み、豊かな海となっています。そして豊富な餌に支えられた海の哺乳動物達は厳しい海洋哺乳動物保護法に守られ、安心して人々と共存しています。

シロナガスクジラ

ザトウクジラ

カマイルカ


セミイルカ

コククジラ

マイルカ


オキゴンドウ

シャチ

バンドウイルカ


ハナゴンドウ

ニタリクジラ

ラッコ


カリフォルニアアシカ

カリフォルニアアシカ

カリフォルニアアシカ


パシフィック・ハーバーシール

パシフィック・ハーバーシール

キタゾウアザラシ


 ◆ 海の一言 :『鯨』


昔、クジラは魚だと思っていた人もいると思います。漢字では「魚偏に京」で「鯨」と書かれ、クジラの肉は、肉屋さんではなく魚屋さんで売られ、多くの魚市場でクジラの肉を扱っています。しかし、クジラは私たち人間と同じように子供を産み、おっぱいで育てる哺乳動物です。では、なぜ魚偏に京で「クジラ」なのか?と言うと諸説あります。その一つに、海に棲む大きな魚だから、と言うものがあります。「京」という字には「非常に大きい」という意味があり、「大きな都」である「京都」にも使われています。こうした事から「非常に大きな魚=鯨」となった、という説があります。また、江戸時代の第5代将軍徳川綱吉によって制定された、「生類憐れみの令(しょうるいあわれみのれい)」が関係している、との説もあります。獣は殺して食べられなかったため、クジラは魚だとして食用にするため、魚偏に京とした、とも言われます。

ザトウクジラ

シロナガスクジラ

ナガスクジラ




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