2018年5月のテーマ写真館




 《 メラネシアの島々 》


パプア・ニュー・ギニアやソロモン諸島、バヌアツ、フィジー、ニュー・カレドニアなどオセアニア西部の、火山性で黒い砂浜の島々の総称です。今から6〜1万年前は、最後の「ヴュルム氷期」で、海水面が現在よりも100m以上低下し、東南アジア島嶼部とアジア大陸は地続きで「スンダ大陸」をなし、オーストラリア大陸もニュー・ギニア島やタスマニア島と「サフル大陸」を形成していました。二大陸を分断する「ウォーレシア」という海域がありましたが、幅は100km以下でイカダでも渡ることが出来たとされます。オーストラリアのアボリジニやニュー・ギニア人、そしてメラネシア人の祖先が、アジアからウォーレシアを渡ってオセアニアへ来たと考えられています。ポリネシアやミクロネシアの人々とは肌の色ばかりか、顔形にも特徴があります。(株)ボルボックスには世界中の島々の写真が豊富にストックされています。

関連書籍
「島の名前」、「海の名前」(東京書籍刊)
【中村庸夫:写真、著】

バヌアツの昔ながらの服装

タンナ島の弓を構える子供(バヌアツ)

ポートビラのホテルにて(バヌアツ)


パプアニューギニアで出会った人々

パプア・ニューギニアの民族衣装のショー

サトウキビ刈り(フィジー)


野菜を売る人(パプアニューギニア)

ポートビラの市場(バヌアツ)

フィジーで昔から使われているカヌー


バヌアツの漁師

タンナ島の子供とカヌー(バヌアツ)

独特な彫り物(バヌアツ)


ニューカレドニア沖のアメデ島:ナポレオン三世が造らせた灯台の島

ニューカレドニアのグランド・テール島

フジー沖合いの通称、ハート・アイランド


タンナ島の火山(バヌアツ)

パプアニューギニアに沈むゼロ戦

バヌアツの市場に並ぶ魚


アヤコショウダイ(パプアニューギニア)

スパインチークアネモネフィッシュ(パプアニューギニア)

レーシースコーピオンフィッシュ(パプアニューギニア)


 ◆ 海の一言 :『メラネシア』


太平洋に浮かぶオセアニアの島々は大きくミクロネシア、ポリネシア、メラネシアに分かれています。Meranesiaはギリシャ語で「黒い島々」との意味で、赤道をはさんで、東経180度以西に位置する火山島の総称で、インドネシアより東、ニュー・ジーランドより北、パラオより南に点在する黒い溶岩の火山の島々と、島々に住む皮膚の黒い人々、の両方をさし、ニュー・ギニア人に近い風貌の人々が住みます。

コウモリも食料、タンナ島(バヌアツ)

海岸で出会った人々、タンナ島(バヌアツ)

溶岩の海岸で魚取り、タンナ島(バヌアツ)




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