2017年9月のテーマ写真館




 《 北海道の海の生物 》


北海道は北側に流氷がやって来るオホーツク海があり太平洋側は千島列島に沿って下ってくる親潮が、そして日本海側は対馬暖流の支流が流れ、独特な生態系となっています。ゼニガタアザラシが定住し、ゴマフアザラシやクラカケアザラシ、トドも見られ、最近はシャチの回遊でも知られています。こんな北海道の海に潜ると、岩場では昆布の林が海底を覆い、砂地にはたくさんのホタテがヒトデに追われる姿が見られます。また、寒流系の様々な魚も多く海中でも北国=北海道が感じられます。

トド

シャチ

クラカケアザラシ


ゼニガタアザラシ

ゼニガタアザラシ

ゴマフアザラシ


リシリコンブ

流氷下のダイビング

オワンクラゲ


オオカミウオ

ニシキギンポ

ホテイウオ(ゴッコ)


クマガイウオ

ホタテガイがヒトデから逃げる

海中で卵を守るミズダコの雌


ヤギシリカジカ

クリオネ

トクビレ(ハッカク)の雌


スミツキメダマウオ

エゾバフンウニ

タコヒトデ


ヒダベリイソギンチャク

ヒダベリイソギンチャク

ムツサンゴ


 ◆ 海の一言 :『河豚と海豚』


「河の豚」がフグで、「海の豚」がイルカ、どうしてこのような漢字になったのでしょうか?どちらも中国から伝わってきた漢字で、一般的にフグは海の魚ですが、中国の河には淡水フグが多く、食用にされ、豚ほど美味しい、との事から「河豚」とされたそうです。中国人は「イルカは海中に住んでいて、形がブタに似る」との事で、外見から、イルカを「海の豚」と呼んだとされます。

シナウスイロイルカ

ミドリフグ

ハチノジフグ




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