2017年8月のテーマ写真館




 《 アラスカの魚たち 》


アラスカを代表する魚はサーモン(鮭)です。キングサーモン(マスノスケ)、シルバーサーモン(銀鮭)、ソッカイサーモン(紅鮭)、チャムサーモン(白鮭=日本の鮭)、ピンクサーモン(カラフトマス)などが代表です。更にハリバット(オヒョウ)はアラスカで最高級魚とされています。アメリカ沿岸、北太平洋・ベーリング海は世界で最も厳しく資源管理された海域で、アマチュアもプロの漁師も、捕獲して良い魚種や期間、サイズが厳しく決められ、将来も同じレベルの漁獲ができるように計られています。そのため日本と異なり、同じ魚でも、小型は全て放流されるため、普通サイズが日本に比べて大型です。アラスカの魚は冷凍で日本に流通し、メヌケや赤魚などさまざまな商品名で出回っています。

関連書籍
「魚の名前」(東京書籍刊)中村庸夫・著

イエローアイロックフィッシュ

マスノスケ(キングサーモン)

ホシザメ


オヒョウ(ハリバット)

オヒョウ(ハリバット)

カスベの仲間


カレイの仲間

オヒョウ(ハリバット)とイエローアイロックフィッシュ

ロックフィッシュ


オヒョウ(ハリバット)

ニシン

フサカサゴの仲間


ギンザケ♂

ベニザケ♂

フサカサゴの仲間


 ◆ 海の一言 :『フリードリヒ・ハインリヒ・アレクサンダー・フォン・フンボルト』


18〜19世紀のドイツの博物学者、探検家、地理学者で、多くの功績を残し、その名が生物名、海流名、船名など様々なものに刻まれています。プロイセンの貴族家に生まれ、自然に関心を示し、外国旅行や冒険を夢見た少年が、ウィーンで探検に関わる科学を勉強、ジェームズ・クックの探検隊員と知り合い、大きな影響を受けて世界探検へと旅立ったのです。 スペインの後援を受けて、南米大陸のオリノコ川とアマゾン川が支流で結ばれているのを発見。アンデス山脈の探検では数千種に及ぶ生物の新種や属を発見し、電気ウナギが馬を感電させるのも観察してヨーロッパに発表したそうです。また、南極方面から南アメリカの西を北上するフンボルト海流(ペルー海流)の調査を行い、各種生物を発見しました。

フンボルトペンギン

フンボルト海流を泳ぐマイルカ

アレキサンダー・フォン・フンボルトの名前の帆船




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