2017年2月のテーマ写真館




 《 フィリピン・セブ島 》


フィリピン中部にあるセブ島は、南北225kmに伸びる細長い島で、周囲はマクタン島、バンタヤン島、マラパスカ島、オランゴ島など小さな島々に囲まれています。スペイン人到来以前はズブ Zubu、スグボ Sugbo と呼ばれ、明、シャム、アラビア、マレーなどとの交易の拠点として栄えていたそうです。1521年にマゼランがセブ島に上陸し、その後スペインによる統治が始まり、フィリピン諸島で最初の植民都市となりました。両側を海峡に囲まれ、無数の小さな島々に囲まれ、美しい浜辺やダイビングスポットが無数にあります。セブ島と橋で結ばれたマクタン島が特に風光明媚で、「セブ・リゾート」と言うと、マクタン島を指す場合が多いです。サンゴ礁が発達し、複雑な地形から海洋生物の種類が多く、世界中からダイバーがやってきます。

バンカーボート

虹とバンカーボート

バンカーボート


帆走カヌー

クラウンアネモネフィッシュ

ミズンの群れ


海中洞窟

ジンベエザメ

アオウミガメ


シライトウミウシ

ミナミゴンズイの幼魚

クラカケチョウチョウウオ


カニハゼ

ヒョウモンカワテブクロ

タコの仲間


オオモンカエルアンコウ

ミカドウミウシの卵

センネンダイの幼魚


ハナビラクマノミ

セムシカサゴ

ハナヒゲウツボの幼魚


 ◆ 海の一言 :『美ら海』


「美ら海水族館」ではなく「清ら海水族館」とすべき、と唱える人がいるようです。沖縄語の発音の「ちゅらさん」の意味に当てはめた日本語の漢字表記は「美しい、清い、清らかだ、綺麗だ」などとされます。しかし、「ちゅら」だけで漢字を使う場合は「清ら」と書くべきで、沖縄語として「ちゅら」を「美ら」と漢字にするのは不適切で、沖縄語の乱れを助長し、好ましくない、と主張しているようです。しかし、沖縄語=方言の「ちゅら」を日本語での意味の「美(び)」を当てはめて「美ら」と書き、それが広く使われているのですから「清ら海水族館」ではなく「美ら海水族館」で良いと思います。

ジンベエザメのモニュメント

オキちゃん劇場

水族館の建物




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