2016年8月のテーマ写真館




 《 ハクトウワシ 》


英名はBald eagleで、アラスカなど北アメリカに生息し、翼を広げた長さが2mを超える猛禽類で、海岸線や湖、川沿いに生活し、魚に頼って生きるため「海鳥」ともされます。強さの象徴とされるアメリカ合衆国の国鳥で、国章、コインやお札などに描かれています。北部インディアンにとっては「聖なる生き物」で、羽を儀式や正装に用います。特にアラスカの海岸線で多く見られ、海面の魚を見つけると上空から急降下して鷲掴みにして飛び去る姿は迫力満点です。成鳥は肩から頭にかけて白いのが特徴ですが、幼鳥は全身が褐色の斑点で覆われ、成長と共に頭部の白さがはっきりとしてきます。ロサンゼルスオリンピックのマスコット・キャラクターのイーグルサム、MLBワシントン・ナショナルズのマスコット・キャラクターのスクリーチ、そしてポケモンのウォーグルのモデルにもなっています。


餌を捕る連続3

餌を捕る連続2

餌を捕る連続1




餌を食べる成鳥

餌を食べる幼鳥

成鳥と幼鳥


 ◆ 海の一言 :『ラッコ』


「ラッコ」と言う名前はアイヌ民族に呼ばれていた「rakko」の発音から来るとされます。学名のEnhydra lutrisは「水に住むカワウソ似た(動物)」の意味で、英語でもSea otter(シー オッター)「海のカワウソ」と呼ばれます。ちなみにカワウソは「川獺」で「カワオソ」(川に棲む恐ろしい動物)から来ているそうで、カッパ伝説にも関係しています。




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