2016年7月のテーマ写真館 |
《 小笠原諸島・豆南諸島 》 |
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伊豆半島の南東方向、伊豆大島から孀婦岩までの間の100余りの島嶼が「伊豆諸島」で、「伊豆七島」は大島・利島・新島・式根島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島など代表的な大きな島々の愛称です。小笠原諸島との間のベヨネース列岩、須美寿島、鳥島、孀婦岩は「豆南諸島(ずなんしょとう)」とも呼ばれ、その南から「小笠原諸島」が連なります。日本の国土面積は約38万平方キロメートルで世界第60位ですが、伊豆諸島南方に多くの島々を有するため、日本の領海および排他的経済水域(EEZ)の面積は世界6位で、海洋大国として海底資源を確保しているのです。 |
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ベヨネース列岩 |
須美寿島(すみすじま) |
鳥島 |
孀婦岩(そうふがん) |
小笠原諸島最北端の一之岩 |
中之島(左)と北之島(右) |
聟島(むこじま) |
針之岩 |
媒島(なこうどじま) |
嫁島 |
孫島(左) |
弟島とハシナガイルカ |
父島より望む兄島 |
西島 |
東島 |
父島の二見湾 |
南島の扇池 |
母島 |
向島 |
鰹鳥島(手前) |
平島 |
姉島 |
霧がかかる姪島(左)と妹島(右) |
噴火活動で広がった西之島 |
◆ 海の一言 :『マナティー』 |
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マナティーは暖流域の浅海や河口の汽水域、そして河川上流や、湖などに3種が現存・生息します。カリブ海や関連水域及び流入する河川などに生息するアメリカマナティー。アマゾン川、オリノコ川などに生息するアマゾンマナティー。中央アフリカ西部の大河川に生息するアフリカマナティーです。マナティー属は水草や海藻など様々な水中植物を食べ、水族館ではキャベツ、レタスなど野菜や牧草、配合飼料なども与えています。ジュゴンとマナティーの外形上の区別は、ジュゴンがクジラのような三角形の尾鰭なのに対し、マナティー属はしゃもじ状の円形です。マナティー属のラテン語名 Manatus、英語名 Manatee(マナティ−)など呼び名は、カリブ海原住のタイノー族が用いていた呼称 Manati = “胸"の意に由来するそうです。また、上半身が人間の女性で、下半身が魚の“ ma natees”からきているとも言われます。西アフリカやカリブ海では人魚伝説の基は、マナティーだったのです。 |
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アフリカマナティー |
アマゾンマナティー |
アメリカマナティー |
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