2015年12月のテーマ写真館




 《 芝浦の一年 》


潟{ルボックスが東京湾を見晴らす芝浦の標高150mにある事務所に移転してそろそろ1年が経過します。さまざまな時間帯、気候、イベント、外国船の入港等に合わせてバルコニーからの撮影を続けております。この一年間、事務所から望んだ東京の海のさまざまな景色を一堂にまとめました。東京港で働く清掃船、水上警察、消防艇、税関艇、検疫船、タグボート、タクシーボート、水上バス、クレーン船、セメント船、土砂運搬船、浚渫船・・・この一年で、さまざまな役割の船の写真も充実しました。

年末年始のレインボー・イルミネーション

元旦の夜明け

東京ゲートブリッジから昇る朝日


東京港にかかった虹

薄暮時の風景

晴海ふ頭上に昇った満月


様々な船が行き交う

船の科学館とコンテナターミナル

青海コンテナターミナル


雨模様

温暖前線の通過

寒冷前線の通過


晴海ふ頭を出港するにっぽん丸

クリスタル・シンフォニー

セブンシーズ・ボイジャー


レインボーブリッジとザ・タワーズ台場

お台場レインボー花火大会

毎夜お台場に集う屋形船


オフィスの窓一面に花開く

東京湾大華火祭

花火見物に集まった屋形船


フジテレビの正月イルミネーション

フジテレビのハロウィン・イルミネーション

フジテレビのクリスマス・イルミネーション


 ◆ 海の一言 :『タコ(蛸)』


タコは足が8本あり、股も8個あるため、「多股」と書かれ「タコ」と読まれるようになったそうです。英名octopusは、ラテン語「Octopus」に由来し、古代ギリシア語で「8本足」(oktopous)を意味します。外敵に襲われ、噛みつかれるとその触腕を切り離して逃げることができ、その後、触腕が再生します。時に、切り口によって2本、あるいはそれ以上に分かれて生えてくることがあり、多くの触腕を持つタコも多く発見されており、96本足のあるタコが捕獲されたこともあります。中国では足が8本のアシナガグモに「蛸」が使われますが、日本では、タコは昆虫ではないのに足が多い共通点からか、虫偏を用いたまま、「蛸」と漢字表記され、虫のつく生き物は「蛇」「蝦」「蛙」のようにたくさんいます。日本で最初に「海蛸」と記したのは『本草和名』で、8本の足がクモのように見えたので、「海のクモ」という意味で「蛸」の字を用いたと推測されています。

8本の足がはっきり見えるワモンダコ

水中を泳ぐワモンダコ

ワモンダコの足の再生




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。