2014年3月のテーマ写真館




 《 アフリカ大陸沿岸の多彩なチョウチョウウオ 》


アフリカは、北は地中海と紅海、東をインド洋、そして西は南大西洋に囲まれた大陸です。地中海は水温が低いためチョウチョウウオの仲間は棲息しませんが、アラビア半島との間の紅海やインド洋は水温が高く、サンゴ礁が発達してたくさんの種類が見られます。また、南大西洋のアフリカ大陸沿岸には南極方面からの寒流が流れ、水温が低いですが、赤道近くの西アフリカでは、小規模ながらサンゴも見られ、チョウチョウウオが棲息します。サバンナのサファリの陸上動物のイメージが強いアフリカ大陸ですが、そこを取り囲む豊かな海の、美しい魚たちをご覧ください。


ロブストバタフライフィッシュ

ゴールデンバタフライフィッシュ

ソマリバタフライフィッシュ


ザンジバルバタフライフィッシュ

レッドバックバタフライフィッシュ

レッドシーバナーフィッシュ


アフリカンバタフライフィッシュ

エクスクイジットバタフライフィッシュ

レッドシーラクーンバタフライフィッシュ


サウスアフリカンバタフライフィッシュ

マルセラバタフライフィッシュ

ブラックバーンズバタフライフィッシュ


 ◆ 海の一言 :『紅海』


アフリカ大陸とアラビア半島、シナイ半島の砂漠に囲まれた海です。陸上の降雨が少なく、川から濁った淡水の流入が無いため、非常に透明度の良い海です。水が透明な海は、プランクトンが少なく「海の砂漠」とされますが、水温が高く、発達したサンゴ礁が光合成により吐き出す酸素や、栄養分に支えられて、魚が多く非常に豊かな海となっています。紅海自体は、青く澄んだ非常に綺麗な海ですが「紅海」と呼ばれる理由は諸説ありますが、信憑性の高いのが、「両岸の赤茶けた大地の色を水面に写して赤くみえるため」「赤い砂漠の大地の海」の意味から、などです。

シナイ半島

シナイ半島沖

ゴールデンバタフライフィッシュとトガリエビス




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。