2013年02月のテーマ写真館




 《 海中の擬態 》


海の中では自らの身を守るため、また餌を捕まえるために生き物たちは様々な形で擬態をして海中に身を潜めて生きています。砂に潜って身を隠す魚、透明な体や自分の棲家に色を似せて隠れるエビやカニ、海藻にそっくりな色形をした魚、海中に浮遊するゴミのような泳ぎ方と形をした魚など、捕食者に見つからないように隠れています。また餌を捕まえるために擬態をする魚などは海底や岩場に体色を変えて身を潜め、気付かずに近づいてくるモノを捕食します。生き物たちは様々な術で海の中を生き抜いています。

浮遊物に擬態するオビテンスモドキの幼魚

体が透明なガラスハゼ

イソバナに棲むイソバナガニ


海藻に紛れるタツノオトシゴ

岩に化けて獲物を待つエンマゴチ

ムチカラマツに棲むムチカラマツエビ


カイメンに紛れるニシキフウライウオ

体が透明なナデシコカクレエビ

岩に化けて獲物を待つヒラメ


海藻に化けるセダカカワハギ

砂に隠れるリュウグウベラギンポ

カイメンに身を隠すオコゼカジカの幼魚




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。