2013年01月のテーマ写真館




 《 マングローブの干潟 》


マングローブは南の暖かい地域の汽水域に育ち、地球温暖化防止と海洋汚染の軽減に役立っています。マングローブ林は栄養豊かで複雑に張られた根は隠れ家となり小さな生物の育つゆりかごとなり、餌を求める魚や動物が集まり食物連鎖が営まれ、生物が死ぬと分解されてマングローブが育つ栄養分となります。光合成を行うと共に、マングローブの複雑な根が砂泥の海への流入を防ぎ、同じく光合成を行う珊瑚礁とその海を守っています。汚れた海水が干潟に染み込み、有機物を餌とする生物が干潟を耕し、干潟に酸素が供給され、有機物の分解を助け水をきれいすると共に、マングローブ自体も有機物を栄養として収するのです。また、台風や津波から陸地を守る役目も果たしています。

干潮の干潟

満潮の干潟

ヤエヤマヒルギの半水面


地中に張られた根が海への砂泥の流入を防ぐと共に波から陸地を守る役割を果たしている

水を避けて葉の上にいるウズラタマキビガイ

水面に浮いた餌を探し泳ぐボラの仲間


潮が引き巣穴から出て餌を食べるカニ

ヒメシオマネキ

横ではなく前に歩くミナミコメツキガニ


餌を探すダイサギ

マングローブの根の登るミナミトビハゼ

マングローブの葉を食べるキバウミニナ


コトヒキ

オキフエダイの幼魚

スミゾメスズメダイ




海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。