2012年8月のテーマ写真館 |
《 マリアナ諸島 》 |
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グアム島から北、小笠原との間の685kmにわたって連なる、北部ミクロネシアのサイパン島、テニアン島、ロタ島、アガン島、アナタハン島など14の島々からなるのがマリアナ諸島です。もともとの住民は、チャモロ人で、島伝いに小笠原や日本本土にも小さなカヌーで航海し「海人族」とされました。1521年にマゼランが島々を「発見」し、その後、1668年にスペインの宣教師が原住のチャモロとともに北マリアナを航海し、スペイン王フェリペ4世の王妃マリアンナにちなんで、「マリアンナの島」=「マリアナ諸島」と命名したものです。全ての島が火山性ですが、サンゴ礁が周囲を取り囲み、美しい景観を誇ります。こんな島々や特色ある海中生物を紹介します。
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スイサイドクリフ、サイパン |
マニャガハ島、サイパン |
バードアイランドと北海岸、サイパン |
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マイクロビーチ、サイパン |
ボートの夕景、マイクロビーチ、サイパン |
バンザイクリフ、サイパン |
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グロット、サイパン |
グロット、サイパン |
潜水艇、ロタ島 |
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テニアン島の絶壁 |
テニアン島の海中景観 |
オレンジフィンアネモネフィッシュ |
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シテンチョウチョウオ |
イエロークラウンドバタフライフィッシュ |
ブダイベラの幼魚 |
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◆ 海の一言 :『ミクロネシア』 |
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フィリピンの東から日付変更線の間に広がる海域で、マリアナ諸島、カロリン諸島、マーシャル諸島、ギルバート諸島やキリバス共和国、南半球のナウル共和国までも含む島々の総称がミクロネシアです。ギリシア語のミクロmikro「極小」と「島々」の意味の、ネソスnesosを組み合わせ「小さな島々」の意味です。総海域面積は11万kuにも及ぶのに対し、陸地面積はその0.03%の3099kuと小さく、島々の周囲にはサンゴ礁が形成されています。最近パラオを中心に独立した「ミクロネシア連邦」はカロリン諸島にある国名です。 |
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海の写真のボルボックス © 中村庸夫 無断転載を禁止します。 |