2012年2月のテーマ写真館




 《 マドレーヌ諸島のアザラシ 》


カナダ東海岸のセント・ローレンス湾に浮かぶ12の島からなる細長い半月形のマドレーヌ諸島は、長さ65km、幅は広いところで15kmに点在し、6つの島は砂丘で繋がり、総面積は205kuです。フランスのジャック・カルティエに発見され、フランス語で、マドレーヌ諸島と呼ばれ、「マグダラのマリア」を意味しています。付近には一年を通してハイイロアザラシが生活して繁殖し、冬にはセント・ローレンス河で凍った流氷が押し寄せ、島は氷に閉ざされますが、北太平洋からたくさんのタテゴトアザラシも氷の上で繁殖するために集まってきます。


タテゴトアザラシの赤ちゃん

タテゴトアザラシの赤ちゃん

タテゴトアザラシの赤ちゃん


氷を枕に休むタテゴトアザラシの赤ちゃん

タテゴトアザラシの赤ちゃん

タテゴトアザラシの赤ちゃん


タテゴトアザラシの赤ちゃん

子供を捜すタテゴトアザラシの親

融け始めた氷とタテゴトアザラシ


泳ぐタテゴトアザラシの赤ちゃん

海から這い上がるタテゴトアザラシの赤ちゃん

水面から顔を出すズキンアザラシの雄


換毛中のハイイロアザラシの赤ちゃん

ハイイロアザラシの赤ちゃん

アザラシの繁殖地にヘリコプターで飛ぶ


波飛沫で凍った防波堤の家

凍った港の中

海の道標・灯台


 ◆ 海の一言 :『蓮の葉氷(Pancake ice)』


流氷はアムール河の上流で凍った氷が海に流れ出て、北海道沿岸に流れてくるものです。一方、真冬になると、北海道の沿岸では、海の水も凍り始めます。波の小さい港の中などが氷結する際、波や風で動揺して小片がぶつかり合い、30センチから3メートル程の、ふちの部分がまくれ上がった蓮の葉なり、「蓮の葉氷」と名付けられました。英語ではパンケーキのような形にも見えるところからPancake iceと呼ばれます。蓮の葉氷がしだいに成長していき、波に揺られて、隣り合う氷同士のきしむ音を流氷鳴きといいます。

流氷(北海道)

蓮の葉氷(根室港)

蓮の葉氷(セントローレンス湾)



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。