2010年06月のテーマ写真館




 《 海獣類の多彩なパフォーマンス 》


水族館では、イルカやゴンドウ、ベルーガなど鯨類のジャンプやダイナミックなパフォーマンスとは別に、大変人気なのがアシカ、アザラシ、セイウチなど海獣類のショーです。運動神経抜群のカリフォルニアアシカ、ちょっと体が大きく動きは鈍いが愛嬌者のセイウチ、ボールを抱えたりアッカンベーがやっとのアザラシ。こうした動物は、自然界では最強の雄が数十頭もの雌を従え、ハーレムを作ります。水族館の飼育係りは、ハーレムのボス以上に強い存在として動物に認められており、どんなに大きな動物もトレーナーの指示を聞いて楽しい芸を見せてくれます。海の写真の潟{ルボックスには、日本全国、世界各地の水族館のダイナミックでコミカルなショーの写真が揃っています。

「水族館ウォッチング」(平凡社)中村庸夫・著
「水族館に行こう」(平凡社)中村庸夫・著
「水族館で遊ぶ」(実業之日本社)中村庸夫、中村武弘・著
「水族館!海の人気ものに会いに行こう(7月刊)」(アスペクト)中村庸夫、中村武弘・著



カリフォルニアアシカ(しものせき水族館・海響館)

カリフォルニアアシカ(鴨川シーワールド)

カリフォルニアアシカ(横浜・八景島シーパラダイス)


カリフォルニアアシカ(しものせき水族館・海響館)

トド(鴨川シーワールド)

ゴマフアザラシ(おたる水族館)


セイウチ(横浜・八景島シーパラダイス)

セイウチ(横浜・八景島シーパラダイス)

オタリア(横浜・八景島シーパラダイス)


セイウチ(大分マリーンパレス水族館)

ミナミゾウアザラシ(二見シーパラダイス)

トド(おたる水族館)


 ◆ 海の一言 :『干潟』


潮が引くと「干」上がる「潟」から「干潟」と呼ばれ、内湾や河口、潟の潮間帯に出現する砂や泥の湿地です。潮汐による海水面の変動で、時間によって陸地と海面下になることを繰り返し、普通の砂浜のような波浪の影響が少なく、平坦で、生物相が大変豊かな地形です。 環境省では「干出幅100m以上、干出面積が1ha 以上、移動しやすい基底(砂,礫,砂泥,泥)」と定義しています。 昔は「農業生産の役に立たないヘドロの海」と考え、20世紀まで干拓や埋め立てが行われ減少しました。しかし、生物の多様性、渡り鳥の中継地、潮汐作用や生物による水質浄化作用、マングローブ林による津波災害の軽減などが広く知られ、干潟を保護する運動が行われています。

アシハラガニの群れ

潮干狩りをする子供たち

干潟の空撮



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