2007年10月のテーマ写真館




 《 イースター島 》


南米大陸の西3700km、タヒチの南東4000kmの絶海に浮かぶ周囲約60kmほどの孤島で、瀬戸内海の小豆島ほどの大きさです。謎の巨大石像モアイで知られる世界遺産の島で、イースター島人は、ポリネシア方面から13〜14世紀に、カヌーで渡って来たと考えられています。
ホツマツア大王が島を統一して以降、たくさんのモアイ像が作られましたが、部族抗争からモアイ倒しが行われ、やがてモアイ信仰は終焉しました。その後マケマケ信仰と呼ばれる儀礼が行われ、オロンゴ岬の沖にある島、モツ・ニュイにグンカンドリの卵をとりに行く競争で、勝った戦士の部族長が向こう1年間、マケマケ神が化身した姿である「タンガタ・マヌ」(鳥人=王)として島を治めたとされます。
1888年以来チリ領となり、スペイン語が主な言葉となり、年寄りだけがポリネシア系のラパヌイ語を話します。こんなイースター島に2回訪れ、大王の名を取ったホツマツア・エンジェルフィシュやリトゥス・バタフライフィシュなど珍しい固有の魚の水中写真もストックしています。


山腹にあるモアイ像の工場跡ラノララク

立ち並ぶモアイ像

クリスタル・シンフォニーとモアイ像


立ち並ぶモアイ像と飛鳥

プカオと呼ばれる帽子をかぶったモアイ像

アフ・アキビのモアイ像


運び出される前の完成したモアイ像

アフ・ナウナウのモアイ像

クリスタル・シンフォニーと立ち並ぶモアイ像


ラノララクの放置されたモアイ像

アフ・アキビのモアイ像

ラノララクの製作途中のモアイ像

モアイ像と夕日

オロンゴ岬から見た沖合の島、モツ・ニュイ

朝日を受けるアフ・トンガリキのモアイ像

リトゥス・バタフライフィッシュ

リトゥス・バタフライフィッシュ

ホツマツア・エンジェルフィッシュ


 ◆ 海の一言 :『イースター島〜Easter Island〜』


オランダ人のロッゲフェーンが1722年に探検航海中、たまたまキリスト教の復活祭(イースター)の日に西洋人として初めて島を訪れたことから、英語圏ではイースター島と呼ばれ、現地ではパスクア島(スペイン語の「復活祭」)、ポリネシア語では「大きな島、大地」という意味のラパヌイ島と呼ばれています。



海の写真のボルボックス  © 中村庸夫 無断転載を禁止します。